本日は、益子焼協同組合で毎日製造販売している、定番中の定番!
『益子水簸土』
がどのようにしてできあがるのか、その工程をお伝えいたします。
ではスタート!!
①堀った原土を乾燥させる
益子の山から採掘した土を一時的に置き、さらに水分をとばし乾燥させます。ここ最近は町内の北郷谷(きたごや)で採れた原土を使用しています。
②原土に木節等を加えてミルで混ぜる
中にボールが入っている、幅4mほどある大きなミルで原土と木節粘土などを入れ、回します。こうすることで、固まっている部分は細かくなり、原料がよく混ざります。
③工場のプールで水簸(すいひ)させる
ミルから出した原料を、水を貯めたプールに入れ、水分を含ませると共に、浮いた細かい不純物を取り除きます。
④プレス機にかけて水分をしぼり出す
プールから出した原料をプレス機という機械にかけます。左右の板ではさみ、少しずつ搾っていき、余分な水分をぬいていきます。
⑤土錬機にかけて整える
完成まであと一歩です。土錬機という機械にかけ、形・硬さ・全体のバランスを整えていきます。最後に袋詰めをしてできあがりです。
⑥粘土のできあがり
こうして、きめ細やかな粘土が出来上がります。
工程を見学したい方は、組合までご一報くださいね。
次回は『釉薬のふしぎ』をお送りします。お楽しみに。